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Midsommer




2022-6-19


緑溢れる林に 春蝉の声が響いています。

 夏至へ向かう日々ですね。

暦の上での夏至は6月21日、”「二十四節気」の10番目の節気。

「夏に至る」と書くように、この頃から夏の盛りに向かいます。

梅雨の季節とどうしても重なるため、日の長さを存分に味わいきれないのが切ないところです。


北欧では、この太陽の力が最も強まる日を盛大に祝います。

スウェーデンの夏至祭はスウェーデン語で「Midsommar」

「ミィドソンマル」と発音します。

6月19日から26日の間の夏至に近い金曜日をミッドサマーイブとされ

今年は24日がイブ、6月25日が夏至祭とのことです


お隣デンマークでは6月24日をSankthansdag(サンクトハンス・ディ)、その前夜23日のSankthansaften(サンクトハンス・アフテン)を夏至祭として祝います

海岸に大きな焚き火を焚いてそこに皆が集い、お祝いするのが特徴です。

Sankthans とは、聖ヨハネのこと。名前にキリスト教色が残っているのですね

同じ夏至祭といってもお隣同士で随分と様子が違います。


八ヶ岳のSkogenではスウェーデン風に 

野の花を束ねて、ミッドソンマルの食卓を。

野外やテラスにクロスをさっと敷いて、何よりもお日様のもとで、がごちそうです

夏至の食卓にのぼるメニューは

「Sill(シル)」酢漬けニシン、「färskpotatis(フェシュクポターティス) 」は新ジャガ、

そして「jordgubbar(ユードグッバル)」苺、塩味のパイ、野菜のキッシュなどなど

季節の味をシンプルに味わう、そんな食卓です。

そして欠かせないのがアルコール度40%の「スナップス」と呼ばれる蒸留酒です。

小さなグラスを手に、必ず目を合わせて乾杯をします。






八ヶ岳らしさをプラスして

苺の代わりに赤い宝石梅桃(ユスラウメ)を。

ルバーブを刻んでルバーブのクランブルも作りました



さぁ、テラスでfikaにしましょうか。






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